鍼灸学科

鍼灸師としてめざす先は、
独立開業し、安定した経営を継続すること

鍼灸師は、国家試験合格と同時に独立開業権が得られる仕事です。
独立となれば、質の高い治療をはじめ、患者さんに信頼され満足いただく総合的な力が求められます。そのためには患者さんの心に寄り添い「ベストな治療は何か」を考え追求できる人間力がとても大切になります。さらに、今後は医師・看護師・理学療法士・作業療法士・栄養士など他の医療従事者と連携した治療や、鍼灸と西洋医学を併用した治療法へのニーズも高まることが予想されます。

患者さんとのコミュニケーションスキルをみがく

外部施設で月に一度、学生企画の健康セミナーを実施。社会の一員として様々な方とふれあいながら、どのように物事を分かりやすく伝え、相手に満足してもらえるかを学びます。実際の診療現場では、問診から治療に至るまで、患者さんとの交流が不可欠。そのために、必要となるホスピタリティ精神や気遣い、会話力、対応力など、あらゆるコミュニケーション能力を養う絶好の機会となります。

将来に広がる可能性に備えて土台となる基礎を徹底学習!!

鍼灸院で患者さんを相手に技術を高めます

附属臨地実習施設 しおはま鍼灸院

臨地実習
附属臨地実習施設 しおはま鍼灸院

本校隣接の「しおはま鍼灸院」では、3年次の臨地実習を実施しています。
最新の鍼灸医療機器が充実した環境で研鑽を積むことができます。

1年次

鍼灸の基礎と鍼灸の現場を知る

体の構造や疾病を学び、さらに東洋医学の概念や経絡・経穴の位置と特性を学習。はりきゅう実技では基礎技術の習得をめざします。自分自身に鍼をうつことも行い、最終的には模擬患者相手に痛み無く鍼を打てることを目標とします。
2年次

現場で適用できるたしかな力を

1年次に得た知識と技術を組合せ、臨床を見据えた教育を実施。自身や模擬患者に対し、ツボや筋肉を狙って鍼を打ち、体の変化も見ていきます。灸においては、もぐさの扱いから対人練習も体験。実際の治療への適用を総合的に学びます。
3年次

医療人として自覚を持った鍼灸師に

臨床的な講義や実技と並行して、患者さんを対象とした臨地実習を体験。治療現場での知識や態度、習慣などを幅広く学びます。また診察・診断に関する知識と技術を高め、同時に国家試験対策も実施。全員合格を目指していきます。

さらに!将来へのキャリアを明確に視覚化し、
鍼灸師としてのステップアップを支援
希望進路に沿った確実なサポートを実現

キャリアステップアッププログラム。充実した教育に加えることで信頼され自立できる鍼灸師を育てます。5つの専攻科。各分野の専門家が直接指導。プロのスキルを余すことなく吸収します。

眼科鍼灸専攻科

「見える」に貢献する鍼灸師
PCをはじめとするVDT機器の普及に伴い、眼の症状を訴える患者さんは少なくありません。一方で眼の症状に対してはある程度のエビデンスをもって鍼灸治療が有効であるというデータが存在しています。本専攻科は眼の周囲への施術も含め、患者さんの「見える」に貢献できる鍼灸師を養成することを目標としています。

食品情報学専攻科

食品によるセルフケアの指導
臨床の現場では治療院内での施術だけでなく、自宅でのセルフケアの方法を患者さんへ指導する場に直面します。患者さん自身の治る体作りのためには、個人にあった適正な食事・栄養を摂取することが必要となってきます。そのための体質に合った食品指導を行うことが出来る力を身につけます。

中国鍼専攻科

東洋医学的な治療とリハビリを
中国鍼とは普段使用する普通の鍼とは違い、人体に特有のマイルドな刺激を与えることに特化した形状になっています。無痛で刺せる中国鍼の打ち方を習得し、東洋医学的な治療に活かすことが出来るようになるのは勿論のこと、脳血管障害の後遺症のリハビリに用いる醒脳開竅法も同時に習得する講義です。

スポーツ鍼灸専攻科

健康生活のための体作り
現在、スポーツを行う年齢の低年齢化や専門化が進み、現場の指導者や選手も競技特性だけではなく、正しい身体の動かし方や身体の成長についての知識が必要とされています。鍼灸師として医療とスポーツの現場を結びつける知識と見る目を養う講義にしていきたいと思います。

美容鍼灸専攻科

美容の基礎からテクニックまで
美容とは何か、美容の仕事とは何かをテーマに、みなさんと一緒になって考えることを大切にしていきたいと考えています。「美容」の基礎から美容テクニックまでを学びます。楽しみながら「美容の世界」を体験し、理解する構成のプログラムです。

わたしたちが学生一人ひとりをしっかりとサポートしていきます。

■専任教員

人間の心と身体を「Whole(欠けたところがない全体を表す意)」な存在として捉える東洋医学やその実践者である鍼灸師への期待は膨らむばかりです。そうした未来に向け、絶えず最新の医療情報に目を配り、知識・技術・人間性にあふれた医療人として、大きく羽ばたいて欲しいと思います。

臨床現場では、様々な訴えを持つ患者さんと遭遇します。このような患者さんに対して多角的に考えることができるように、東洋医学と西洋医学の双方の視点から向き合う姿勢が大切です。卒業するまでには、患者さんの病態把握を正確に行い、それに基づいた治療方針を考え治療を行える、人間性の高い鍼灸師になれるように育って欲しいと思います。

疾患を見極め、それに対する適切なアプローチが出来るということは、治療を行う者として最低限の事柄です。治療とは絶対に相手がいることであり、患者さんからの信頼・信用が治療をするうえでとても大切な要素です。そのためにも知識・技術はもちろんですが、適切なコミュニケーションを取れる鍼灸師になっていただきたいと思います。

■名誉校長

本院ではこれまでに何人ものユマニテク卒業の鍼灸師を雇用してきました。みなさん真面目で信頼のおける方たちですが、特筆すべきはお灸の技術です。日本全国の他の学校と比べても、その技術と精度は抜きんでています。鍼灸学生にとって治療院は、就職のみならず将来のイメージや活躍のフィールドに直結する場でもあります。ぜひ積極的に足を運び、人間力を備えた臨床家の仲間が増えてもらいたいと思っています。

■専攻科教員

ユマ鍼灸で経営する力を。

鍼灸で治療するために、多くの知識と、より高い技術を学ぶことはもちろんですが、本校の大きな特徴として、将来の開業と、その後までを視野に入れ、医院のコンセプト策定から始まり、治療方針、予算、初期投資などのノウハウを修得します。高い技術と豊富な知識、そして経営感覚を持ち合わせた、独立開業できる鍼灸師の養成に力を入れています。

独立開業後、選ばれる鍼灸師になるために
はりきゅう経営学

鍼灸師には病気に対する知識や治療技術は当然必要です。さらに、鍼灸師は独立開業権を持っているため、将来的に開業をするためには自身の治療院を運営し維持するための「経営学」の習得が不可欠になります。本学ではマーケティングの知識や事業計画の立案、税金に対する理解や綿密な経営シミュレーションをはじめとして、鍼灸師の「経営者としての側面」を育成することを特に重視しています。
経営を単なる感覚に頼るのではなく、行動経済学やロジカルシンキングの手法を紹介し、トレーニングすることにより「Evidence Based Management(根拠に基づいた経営)」の考え方を身につけ、選ばれる鍼灸師になるための教養を身につけます。

ほんとうに、「現場」で使える力をつけるために
充実の臨床実習体制

鍼灸師にはスポーツや美容など多様な活躍の現場があります。それぞれの現場で力を発揮するためには、軸となる鍼灸の技術や、治療者としての広い視野を持つことが重要です。
本学では在学中に、日本でも有数の患者数に対応できる臨床実習体制を整備しており、臨床家としてのベースをしっかりと構築することが可能です。さらに、開業鍼灸師による実技実習では現場でのリアルなテクニックを習得、外部実習では、自身の知識を相手に伝えるためのセミナー形式のコミュニケーション実習で臨床家として必須の素養を身につけます。

はり師・きゅう師までのルート研究
卒業生に聞きました。

ユマニテク医療福祉大学校 鍼灸学科の卒業生で、現在はり師きゅう師として活躍する人たちには、さまざまな経歴・職歴が見られます。その中から、5人の方のルートを紹介するとともに、インタビュー形式で、アドバイスを聞きました。

1.開業したら「家族を養っていけそう」という気持ちもあって鍼灸師を目指しました。

成瀬鍼灸治療院 院長 成瀬 真一郎さん
2013年 鍼灸学科 卒業 同年 開業
三重高校、中京大学卒業後、三重中京大学職員を経てユマニテク医療福祉大学校鍼灸学科の門を叩いた。
卒業後、開業準備を経て2013年に「成瀬鍼灸治療院」を開業。現在に至る。
元々、自分自身も鍼灸治療を受けており(ハンマー投げをやっていてお世話になっていた)、身近な職業でもあった。

社会人経験者で進学することへの不安はありませんでしたか。
鍼灸学科は、社会人経験のある方が多いので、不安なく学校生活をスタートすることができました。今思い出してもクラスメイトに恵まれ、先生方の熱心な指導とともに、毎日が楽しくて仕方がなかったという印象が残っています。
授業では、先生方がとにかく丁寧に分かりやすく教えてくださるので、社会人経験が長く、勉強から遠のいていた私でも、すぐに順応することができました。様々な授業がある中で、特に「お灸」の授業が好きで、治療の仕方や効果を学びながら自分で振り返りを行い、過ごしていました。
本校に進学したことで最大のメリットは何でしたか?
ユマニテク医療福祉大学校は「はり師」「きゅう師」の国家資格が取得できることはもちろん、「鍼灸師で飯が食えるように」卒後も含め、しっかり指導を受けられたことが魅力です。おかげさまで開業して3ヶ月で、サラリーマン時代の収入を大きく上回ることができました。
進学先に本校を選んだ決め手は何ですか。
私がユマニテク医療福祉大学校を選んだ理由は、東海三県の中で最も費用が安いことと、オープンキャンパスに参加して学ぶ内容や環境が一番充実していると感じたことです。また、卒業後も多くの方が県内外問わず活躍している姿を見てこの学校しかないと思いました。ユマニテク医療福祉大学校は幅広いフィールドで、活躍できる可能性を伸ばしてくれるところだと思います。
高校生の方へひとことお願いします。
手に職をつけて損する事はありません。この仕事に就いてみて「資格があることは強い」と実感しています。鍼灸治療は患者様との距離が最も近い仕事です。また、幅広い診療が可能で「広く・深い」可能性を持った治療と言えます。中国三千年の歴史を持っていますが、これからのニーズを考えると最先端の治療とも言えると思います。

おすすめの授業

はりきゅう経営学

「一番のお薦め授業として、学科長が直々に講義される「はりきゅう経営学」は鍼灸院経営のバイブルにしており、授業で使ったノートは、今も大切に利用させてもらってます。」と話しながら見せてくれたノートは、一生の財産とのこと。

2.スポーツの経験を活かして専門職に

小林 昌平さん
2007年 久居高等学校 卒業
2010年 鍼灸学科 卒業

鍼灸に興味をもったきっかけは?
自分が野球をしていたこともあり、中学生の時からスポーツ選手に携わる仕事がしたいと思っていました。ある日テレビで理学療法士という仕事を知り、医療の分野に興味を持ち始めました。スポーツに関わることができるいろいろな治療法は、どのようなものがあるのかと調べているとき、鍼灸と出会いました。どのようにして選手の治療を行っていくのか興味が湧いたので、オープンキャンパスに参加したところ、すごくおもしろそうだった上に、現場で選手に対応しやすいという特徴から、鍼灸師を目指そうと思いました。
本学に決めた理由は?
オープンキャンパスの際に見学した実技室など設備がとても整備されていたことです。実際の患者さんを診ることができる鍼灸院も併設され、環境が整っていると思いました。
鍼灸師になってよかったと思うことは?
鍼灸治療といってもいろいろな治療方法があり、すごく奥が深く勉強することはたくさんあります。ですが、実際に患者さんに対して治療し症状が楽になった時に「先生、楽になったよ。ありがとうね。」と言われるとすごく嬉しく、この職業を選んでよかったと思います。とてもやりがいを感じられる仕事であることを実感できています。
同じ境遇の人に向けてひとことお願いします。
学生の時以上に、鍼灸の治療効果を目の当たりにするようになりました。トレーナーなど、スポーツの現場でも鍼灸師の資格があると治療の幅も広がり、必ず役立つと思うのでぜひ鍼灸を勉強してもらいたいです。実際、スポーツトレーナーでも鍼灸の資格を持ってらっしゃる方は多くいます。
卒業してから現在までのステップをできるだけ詳しく教えてください。
専門学校在学時から鍼灸院で勉強させてもらい、そこの先生達と共に鍼灸治療をメインとしてコンディショニングトレーナーとして県内の高校野球部にてトレーナー活動をしています。また、縁があり4年前からスポーツ関係の専門学校にて非常勤講師もさせてもらっています。

3.四年制大卒業後、鍼灸の道を目指す

坂本 愛貴さん
2007年 セントヨゼフ女子学園高等学校 卒業
2011年 南山大学 卒業
2014年 鍼灸学科 卒業

鍼灸に興味をもったきっかけは?
柔道整復師である父の勧めがきっかけで、鍼灸業界のことを知りました。大学生の頃は一般企業に勤務するつもりでしたが、大学3年生時に就職活動を行っていく中で、自分の将来について考える時間が増え、1つの選択肢として鍼灸師を意識するようになりました。
本学に決めた理由は?
実家から通学可能であったことが決め手になりました。
鍼灸師になってよかったと思うことは?
鍼灸師になって1年程ですが、まだまだ未熟な私の鍼で、「なんか楽になった」と言っていただいた時や、後日来院された際に「今度はここも診て」と頼りにしていただけるような言葉はとても励みになり、鍼灸師になって良かったと思います。
同じ境遇の人に向けてひとことお願いします。
在学中は、大学時代の友人より遠回りしたことで、ずっと後ろめたさのような違和感がありました。しかし社会人となった今、定年がない職業なので、遠回りした分、長く働けるんだと気づくことができました。
卒業してから現在までのステップをできるだけ詳しく教えてください。
ユマニテク卒業後、鍼灸院へ就職。夏頃までは患者さんの体を丁寧に診ることに重きをおき、秋頃からは保険治療での患者さんを担当させてもらえるようになりました。今は、保険治療の患者さんの他に、往診治療や実費治療も、まかせていただけるようになってきました。

4.他の医療職を経験後、鍼灸師の道へ

勢力 匡展さん
2005年 柔道整復師専門学校 卒業、柔道整復師として5年間勤務
2010年 鍼灸学科 卒業、同年 鍼灸接骨院 開業

鍼灸に興味をもったきっかけは?
柔道整復師の資格取得後に就職した接骨院が私以外全員鍼灸の免許を持っていたため、ツボや経絡※1(けいらく)の話についていけず、独学で本を読んでみたもののよくわからず、自分もきちんと勉強したいと思って学校に行くことを決めました。
高校生の時に足関節を捻挫した際に痛みで歩くのも辛く、鍼治療を受けたところ、その場で体重をかけられる様になり、翌日には動きやすくなっていて痛みもほとんどなくなっていました。「鍼ってすごいな~」と実感した初めての経験でした。
本学に決めた理由は?
接骨院に勤務しながら勉強をしたかったため、自宅から通学可能なユマニテクに決めました。
鍼灸師になってよかったと思うことは?
治療家として対応できる患者さんの幅が広がったのが大きいです。急性腰痛などの運動器疾患はもちろんですが、内科的な訴えへのアプローチや頭痛、生理痛など不定愁訴への対応、不妊治療や美容鍼など、できることの幅が大きく広がりました。西洋医学の視点だけではなく、東洋医学や経絡といった考えを学べたことで私自身の体への理解をより深めてくれた気がします。
同じ境遇の人に向けてひとことお願いします。
医療従事者として、様々な選択肢があると思いますが、国家資格を持っていて独立開業ができ、治療の幅が広いという意味では、鍼灸師の資格を取るというのは良い選択肢の一つだと思います。もちろん、自分自身がどのような医療人になっていきたいのかにもよりますが、もし鍼灸師・柔道整復師・理学療法士のどれかを取ろうと迷われていて相談されたら、私は、迷わず鍼灸師をおすすめします。
※経絡【けいらく】…経は経脈を絡は絡脈を表し、東洋医学において気血営衛(現代で言う代謝物質)の通り道として考え出された。

5.女性鍼灸師として美容と健康管理の専門家に

大矢知 友美さん
2006年 四日市大学 卒業
2012年 鍼灸学科 卒業、同年 鍼灸院 開業

鍼灸に興味をもったきっかけは?
祖父の脳卒中後の片麻痺のリハビリに鍼灸治療が用いられており、回復の著しさにリハビリテーションの先生も驚きを示していことから、私も東洋医学について学びたいと思いました。
本学に決めた理由は?
地元の学校で通いやすかったことと、国家試験の合格率の高さに惹かれました。
鍼灸師になってよかったと思うことは?
体の不調を訴えていたにも関わらず、病院では異常がないと言われていた患者さんが、鍼灸治療後に「すごく良くなった」と笑顔でおっしゃってくれたことです。また、患者さんと接する中で、技術だけではなく人間性も非常に大切であることにも気づかされました。
同じ境遇の人に向けてひとことお願いします。
痛みの軽減や健康の管理に関わる職業であるということは聞いていましたが、最近では、しわとりやバストアップなど美容方面でも注目を浴びています。また、女性ならではの悩みは、女性の治療家の方が解決しやすいと思いますので、今後は女性の治療家が望まれると感じています。
卒業してから現在までのステップをできるだけ詳しく教えてください。
開業している県内の鍼灸師の先生に治療や経営の方法についてアドバイスをもらいながら、卒業後すぐに美容と健康管理を特徴とした鍼灸院を開業しました。同性の院長だと女性の患者さんは来院しやすいと思います。また、自身の治療院だけではなく、老人福祉施設にも往診という形で訪問させていただいています。
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